森町予算 0.5%増「緊縮型」継続…一般会計88億9520万円
update 2012/2/28 11:24
【森】森町は27日、2012年度の各会計予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比3985万円(0・5%)増の88億9520万円で、6特別会計と3事業会計を合わせた全会計総額(歳出ベース)は164億2161万円となった。09年度から3年間継続していた職員給与費の独自削減が終了するが、引き続き、緊縮型の予算編成となった。3月1日からの町議会3月会議に提案する。
一般会計歳入のうち、町税は同5・5%増の23億6493万円、地方交付税は同1・5%増の48億9800万円を見込む。国庫支出金は森小学校などの耐震化工事などの事業終了に伴い、同18・3%減の3億9458万円、町債の発行額は同7・7%減の5億6036万円。基金からの繰入金は、10年度末で約14億円の残高となった財政調整基金からの約7200万円など計1億1583万円とした。
主な歳出では、総務費が24億6951万円、民生費が19億639万円、公債費が18億2637万円など。一般会計の起債残高は本年度末で155億7989万円となる見通し。
09年度から3年間の計画で8〜18%の独自削減を続けてきた職員給与費は、10、11年度は人事院勧告に準じた削減を反映していないため、合わせて職員給与条例改正案を提出。改正後は平均3%の減額となる。議員報酬などを加えた人件費の総額は1億7708万円増の21億9181万円となる。
主な新規事業では、砂原漁港の製氷、貯氷設備整備事業として、町が事業費の2割に当たる4300万円を負担。道道濁川温泉線から三岱神社に向かう三岱林道改良舗装工事費2000万円や道央自動車道の大沼公園インターチェンジの開通を控え、国道5号沿い4カ所に観光案内看板を設置する事業費として1660万円を計上。東日本大震災を受けて尾白内海岸の防潮扉の改修費を盛り込んだ。
このほか、3月会議提出の議案では、12〜14年度(第5期)の、第1号被保険者の基準月額を現行の4100円から870円引き上げ、4970円とする町介護保険条例の改正案を提出する
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