来年3月まで支援継続 市が東日本大震災対応で

update 2012/2/25 10:55


 函館市は24日、今年3月末までとしていた東日本大震災の被災者への支援対応を、来年3月末まで継続すると発表した。現在でも200人を超える避難者がいることから、支援を継続する必要があると判断した。

 市は昨年4月1日に「東日本大震災復興支援本部」を総務部内に設置。専従職員を2人配置し、避難相談や住宅、寝具、家電の提供に関する相談業務をはじめ、民間団体への支援活動を行っている。

 震災による函館市への避難者は22日現在で215人(岩手県15人、宮城県51人、福島県129人、その他20人)いる。ピーク時の224人(昨年8月17日)からは減少しているが、市総務部は避難者に対する情報提供や日常生活相談を継続する必要があることや、福島第一原発の事故の収束が見えず公営住宅の無償での入居期間を来年3月末まで延長したことなどを受けて、継続を決めた。

 4月からは名称を「東日本大震災被災者支援本部」に改める。同部は「今まで行ってきた支援内容を変えることなく、継続していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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