江差追分 道議会に響く…定例会開会日にコンサート
update 2012/2/24 11:46
【札幌】第32回道議会議場コンサートが23日、第1回定例道議会の開会に合わせて本会議場で開かれた。9月に江差町で開かれる「第50回記念江差追分全国大会」をPRしようと、2002年の第40回全国大会優勝者の長江亜津子さん(札幌在住)が哀調を帯びた江差追分を朗々と歌い上げた。
議場コンサートは、道議会の主催で、定例会の開会日に合わせて開催している。江差追分が披露されるのは2002年以来2度目。議席に着いた道議会議員や高橋はるみ知事ら道幹部が鑑賞した。350席ある傍聴席にも大勢の市民が詰め掛けて、立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。
コンサートは、江差もちつきばやし保存会(西川末広会長)による「江差もちつきばやし」で開幕。ニシン漁で栄えた江差の網元や商家で行われた、年の瀬のもちつきを再現したユーモラスな踊りで沸かせた。上演中には、西川会長が縁起物の扇子を高橋知事にプレゼントする一幕も。
続いて、江差沖揚げ音頭保存会(菊地勲会長)が「江差沖揚げ音頭」の中で歌われる勇壮な「切り声」を上演。ニシン漁にルーツを持つ祝い唄≠ニして知られ、姥神大神宮渡御祭の山車巡行でも歌われる。第25回江差追分全国大会優勝者の菊地会長を中心とする保存会メンバーの勇壮な歌声が観客をうならせた。
江差追分の長江さんは「前唄」「本唄」「後唄」を通して披露。9月21日〜23日の日程で開かれる第50回記念大会をアピールした。会場を訪れた市内の主婦(68)は「江差追分の音色はどこか懐かしい雰囲気がある。生の歌声を聴くことができて感激した」と話していた。
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