大妻高演劇部が28日に自主公演
update 2012/2/22 10:54
函館大妻高校演劇部(白川華部長、部員8人)が28日午後6時から、旅立ちをテーマとした初の自主公演「ホーム」を市芸術ホール・ギャラリー(五稜郭町37)で開く。会場を駅のホームに模様替え≠オ、女子高生が挫折から立ち上がる芝居を熱演する。本番まで一週間を切り、部員たちは一年間の集大成にしようと一丸で猛練習に励んでいる。
公演開催のきっかけは、昨年10月の高文連道南支部演劇発表大会で全道大会への出場権を落としたこと。初めは落ち込んだが「もう演劇ができないのは寂しい。何かやろうよ」と涙ながらに3年生が立ちあがった。例年は支部大会終了後、新年度まで発表の場はなかったが、顧問の森雪恵教諭とともに脚本の制作を決めた。同校によると、市内の高校演劇部の自主公演は珍しいという。
「ホーム」は大学受験に失敗し続けている高校3年生の真希が主人公。不合格通知を受けたある日、上京すべく駅へ走ると、ホームでさまざまな事情を抱える3人の女性と出会い、互いに心を通わせ合いながら夢や希望、家族の大切さを再認識していく|というあらすじだ。
舞台はJR函館駅のホームとの設定。ベンチや待合室のほか、会場入り口も改札口にするなどのこだわりようで、来場者もホームを行き来する「乗客役」になってもらう。
部員は3年生6人と1、2年生一人ずつ。年明けから台本の読み合わせを始め、4人のキャストを中心に毎日稽古している。
元不良少女役で出演する白川部長(18)は「緊張しているけどとても楽しみ。私たちと同年代の人にしか分からない気持ちを伝えたい」と張り切る。演出担当の熊谷瞳さん(18)も「シリアスな一方、コメディーな部分も用意している」、主人公役の1年生渡辺美希さん(16)は「難しい役柄だけど精いっぱい頑張る」と話す。
森教諭は「生徒の情熱が伝わり、お客さんも心から楽しんでもらえる本番になれば」と目を細める。
入場料250円。問い合わせは同校の森教諭рO138・52・1890。
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