1月の函館港貿易速報 輸入前年比64.3%増
update 2012/2/21 10:26
函館税関が20日に公表した1月の函館港貿易速報によると、輸出は船舶や非金属鉱物製品などが増加し、前年同月比26.6%増の39億4900万円と2カ月ぶりにプラスに転じた。輸入は石油製品や動物性油脂などが増え、同64.3%増の22億6400万円と3カ月連続で伸びた。全国的に輸入が特に高水準となっている。
輸出の増加要因のうち、船舶は同19.0%増の33億9400万円。パナマ向け新造船とロシア向け中古船が各1隻ずつで、新造船の価格上昇も寄与した。非金属鉱物製品(セメントなど)は同2.7倍の2億3600万円で、香港や中国向けなど。
魚介類・同調整品も同2.9倍の1億5500万円と大きく伸び、特にイカやサケの割合が大きかった。サケは数量が同67.2%増に対し、金額は単価が上昇したため同10.2倍となった。このほか鉄鋼のくずも同57.9%増の1億6100万円となった。
輸入は、韓国からの石油製品(灯油)が全増で8億1300万円。健康食品などの原料となる動物性油脂(魚油)も全増で、1億9500万円の扱いがあった。魚介類・同調整品は同18.8%増の3億2400万円。イカの価格が上がった。
減少したものは、石炭が同12・1%減の6億3800万円、小麦・メスリンは同52.1%減の8200万円だった。
同税関管内(道内と青森、秋田、岩手の東北3県)は、輸出が同16.8%減の399億4000万円と2カ月連続の減少。輸入は同36.9%増の1853億3600万円。25カ月連続の増加で、リーマンショック以降39カ月ぶりに1800億円超となった。
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