カキ、ニラ求め6000人

update 2012/2/20 10:31


 【知内】町特産のカキとニラを提供するイベント「しりうち味な合戦冬の陣カキVSニラまつり」が19日、町スポーツセンターと町中央公民館で開かれた。実行委によると来場者は約6000人で、多彩な創作料理を堪能したり、格安な価格で買い求めたりしていた。

 中央公民館では午前9時半からカキとニラの販売を開始。あっという間に会場の外まで長い列ができ、農業者と漁業者が総出で販売にあたった。カキは殻付き20個入りのケースを1300箱、1束100グラムのニラは2万束用意したが、どちらも飛ぶように売れていった。

 メーン会場のスポーツセンターでは、来場者が開場と同時に目当ての料理を販売するブースに向かった。「創作料理合戦」と題し、町内の飲食店や生産者団体がアイデア料理を提供。漁協や商工会の女性部員が作った五目ラーメンやカキ丼などは完売となった。また、会場の外ではカキを炭火で焼いて食べるコーナーも大人気。用意した1万2000個が来場者の胃袋に収まった。

 町の総力を挙げてカキとニラの味をアピールするイベントも今回で14回目。大野幸孝町長は「毎年これだけ多くの人に来場してもらているのは、カキとニラが知内ブランドとして認められているという証し。生産者の励みになる」と話した。

 函館市の主婦、砂原美和子さん(45)は娘2人を連れて来場。「冬に知内に来るのは我が家の恒例。カキとニラをたくさん購入した」と笑顔。小学校5年生の沙也可さんと2年生の由佳さんも「カキとニラが入ったラーメンや焼きそば、焼きガキをたくさん食べた。どれもおいしい」と話し、料理をほお張っていた。

提供 - 函館新聞社


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