打ちたて 地場産そばおいしい! 愛好家が江差で教室

update 2012/2/19 12:55


 【江差】江差町のそば愛好家でつくる「そば辰・ゆがの会」(西海谷望会長)は18日、高品質の地場産そば粉を使った「手打ちそば教室」を旧朝日小学校で開いた。約30人の参加者が香り豊かな手打ちそばに舌鼓を打っていた。

 愛宕町で手打ちそば店「和海(なごみ)」を経営する坂本純さんが講師を務め、鰔川地区で収穫したソバの実をひいたそば粉で、風味豊かな手打ちそば作りを楽しんだ。

 参加者は坂本さんの手ほどきを受けながら、そば粉を練り、お好みの太さに切りそろえて、冷たい盛り≠ノして試食した。歯応えのある食感に、参加者は「甘み豊かでとてもおいしい」「江差でこんなにおいしいそば粉が収穫できるとは驚き」と大好評だった。

 同会は2006年、町内の愛好家ら約20人で結成した。会員の出資で自前の製粉機を購入したり、ソバ栽培からそば粉の生産、試食会、そば店への販売PRなど独自の活動を進めてきた。

 同会の名称に冠した「そば辰」の屋号≠ヘ、鰔川でソバ栽培に取り組む農家・沢口辰雄さんにちなんだ。農村地帯の鰔川は「ゆがの里」の愛称で呼ばれた地域。古くからソバ生産が盛んだったが、近年は安価な輸入物に押されて衰退傾向にあった。沢口さんは、休耕田を活用して「ゆがそば」の復活を目指して栽培面積を拡大してきた。同会が中心になり、そば粉の地産地消に向けた取り組みを進めており、町内の手打ちそば店などでも利用が進んでいる。

 同会では「歴史の古い桧山地域は、室町時代からソバ栽培が行われていた、いわば北海道のそば発祥の地。高品質を誇る江差産そば粉の普及を進めたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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