市長に映画「海炭市叙景」DVD贈る 実行委、新作制作への意欲も
update 2012/2/17 12:21
函館を舞台に撮影された映画「海炭市叙景」(佐藤泰志原作)の実行委は16日、工藤寿樹市長に昨年11月に完成したDVDを贈った。実行委員長の菅原和博さんは「函館で新たな映画制作を始めたい」などと抱負を語った。
菅原さんによると、次回作は同じく佐藤の小説「そこのみにて光輝く」で、今年の夏に撮り始め、来年の初夏には公開したいという。若手監督を起用し、昔の大門地区を現代的に表現することなどを構想している。
懇談で菅原さんは、同映画の制作について「大門地区が最も輝いていた時代を現代に置き換えた映画の制作を今年の夏から始めたい。撮影期間は約1カ月で宣伝活動にも時間を費やしたい」などと述べ、工藤市長は「映画づくりを通じて函館を元気にしてください」と期待を寄せた。
菅原さんは「市長には前向きに受け止めてもらったと思う。まだ具体的なことは何も決まっていないが、実現できるよう努めたい」と話していた。
この日贈った映画「海炭市叙景」のDVDは、函館をモデルにした架空都市で生きる人たちを描いた作品で、2010年11月から公開され、フランスやドイツなど約10カ国でも上映された。3月にCSでの放送が決定し、地上波での放送も検討されている。
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