米掃海艦「パトリオット」函館に入港

update 2012/2/15 11:07


 米海軍第7艦隊所属の掃海艦「パトリオット」(1312d)が14日午前、函館港に入港し、函館市港町2の港町ふ頭に接岸した。岸壁では函館日米協会や海上自衛隊函館基地隊のメンバーによる歓迎行事が催される一方、周辺の北ふ頭では市民団体による抗議運動も行われた。

 入港目的は「親善・友好」。乗組員85人を乗せた同艦は19日まで停泊する予定で、滞在中は海自隊員とボウリングなどのスポーツ交流や、市内船見町の外人墓地で献花する。同艦の函館港入港は2009年10月以来で、外国艦船では10年10月のロシア軍哨戒艦「アドミラル・パンテレーエフ」(6700トン)以来。

 歓迎行事では、同協会の加藤清郎副会長が「入港を心より歓迎し、市民との交流を深めてほしい」とあいさつ。同協会のメンバーから花束を贈られた艦長のスザンヌ・L・シャング少佐(32)は「今回の寄港が日米2国間の関係を深めることを期待したい」と述べた。同日午後には艦長らが函館市役所などを表敬訪問し、工藤寿樹市長が応対した。

 一方、北ふ頭(浅野町)では道平和運動フォーラムや連合函館地区連合会、安保破棄実行委など6団体合同による入港の反対集会が開かれた。参加した約80人は函館港の軍港化反対を唱え、「軍艦での友好・親善はお断り」「私たち市民の思いを踏みにじるな」などとシュプレヒコールを上げた。

提供 - 函館新聞社


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