「にっぽん丸」が函館寄港
update 2012/2/11 11:09
クルーズ船「にっぽん丸」(2万2472トン)が10日朝、函館港西埠頭(ふとう)に寄港した。船内では歓迎のセレモニーや交流イベントが行われ、同日夜の出港時には岸壁にキャンドルをともして見送った。函館港に冬季間、客船が入港するのは初めて。
同船の寄港は昨年7月以来で、今回はさっぽろ雪まつりなど冬の道内を満喫する5泊6日の船旅の一環。全長166.6メートル、8階建て相当のフロアを備える同船は乗客約400人を乗せ、7日に横浜港を出港した。
歓迎セレモニーで函館運輸支局の大関哲雄次長は「安全で思い出深い旅になるよう冬の道南を存分に楽しんで」とあいさつ。久葉誠司船長らに花束のほか、さきいかや七飯町・大沼のワカサギなどの記念品を贈った。夕方の船内ではききょう幼稚園の園児約40人がいか踊りを披露し、乗客との交流を深めた。
乗船客の横浜在住の女性(65)は「函館は空気がきれいで、住んでいる人がうらやましい。子どもたちの歓迎も胸に響いた」と話していた。出港時には岸壁で市民ら手作りのワックスキャンドルが「HAKODATE」の文字に浮かび、幻想的な雪景色の中、午後10時に横浜に向けて出港した。
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