渡辺病院で学童保育実施へ
update 2012/2/11 11:09
函館渡辺病院(函館市湯川町1、増岡昭生院長)は4月1日から、院内保育所「ふじ保育園」で学童保育を行う。子育てをしながら勤務する看護師らに安心して仕事をしてもらおうと新たに態勢を整え、小学1〜3年の児童を受け入れる。
同保育園は職員向けに開設した病院直営の施設で、0歳から6歳までの未就学の乳幼児を対象に24時間体制での保育を行っている。だが、ここ数年、卒園後に子供の預け先がないとの理由で女性看護師ら医療従事者の離職が相次いでいたことから対策を検討していた。
昨年10月、子育て中の職員約80人を対象にアンケートを実施したところ、6割から「学童保育があれば利用したい」との回答が得られ、昨年12月下旬に院内で協議し、学童保育の実施を決めた。すでに職員に概要を説明し、利用の受け付けをしている。
学童保育は同保育園2階のホールで行い、学習机10台ほどを設置。教員免許を取得している専任保育者を1人配置し、保育士と連携しながら学習、遊びの指導や、季節ごとの行事を行う。
利用時間は平日が学校終了後から午後6時まで(延長は同8時まで)。土曜、日曜、祝日は午前8時から午後6時まで。希望者には食事を用意するほか、平日は専用車で学校から保育所までの送迎も行う。
同病院の浜田聡事務局長は「子育て中の職員が安心して働ける一助になれば。子どもの安全確保に留意しながらしっかり運営したい」と話している。
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