昨年の渡島管内、パスポート発給が3年ぶり減の5805人
update 2012/2/6 11:30
渡島総合振興局は、2011年の管内一般旅券(パスポート)の発給状況を発表した。発給数は5805人(男性2641人、女性3164人)で、前年比8%減。前年より減少したのは08年以来3年ぶり。東日本大震災と福島第一原発の事故により、旅行自粛ムードが広がり、海外旅行を手控える人が多かったことが要因とみられる。
種類別内訳では、10年旅券が3255人で同6・1%減。5年旅券が2550人で同10・3%減となった。
年代別では、20代が1102人で同2・8%増となったほかは、すべての年代で前年を下回った。70代が311人で同17・3%減、60代が844人で同16・8%減、50代が872人で同12・6%減と大幅減。ほかは80代が63人で同7・4%減、40代が765人で同4・7%減、30代が881人で同6・9%減、未成年が967人で同6%減だった。
地域別では、函館市が4238人、北斗市が555人、七飯町が388人の計5181人で全体の約9割を占める。
渡島総合振興局は「上期は震災による落ち込みが大きかったが、下期は徐々に持ち直してきた。海外渡航の増加に伴い、今後も上昇が見込まれる」(地域政策部)としている。
1986年以降の管内パスポート発給件数は、96年の1万1662人をピークに、米国同時テロ(2001年)や重症急性呼吸器症候群(SARS、03年)、世界同時不況(08年)の影響年に落ち込んでいる。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。