障害者の工賃向上の実現法学ぶ、加藤さん招き講演会
update 2012/2/6 11:30
障害者の自立と社会参加を支援するヤマト福祉財団北海道支部(札幌)の加藤房雄事務長を講師を招いた講演会が5日、函館市旭岡町の函館養護学校で開かれ、約80人が障害者の工賃向上を実現する方法を学んだ。
演題は「地域で生きる〜賃金1万円からの脱出を目指すには」。加藤さんは、DVDで社会福祉法人さっぽろひかり福祉会ひかり工房(札幌)の自家製天然酵母パン作りを紹介。同工房では、平均工賃6万円(月額)を実現している。
加藤さんは「思い切って(施設の)仕組み・組織を変える。そうすれば、職員の意識・考え方が変わる。さらに職員の行動が変わり、結果が変わる」とアドバイス。高い工賃を実現する施設の共通点は「目的、方針が明確化していること」と強調した。また、「障害者が作っているから仕方ないではなく、お客に受け入れられる商品やサービスをつくることが重要」と説いた。
講演会は、しょうがい児(者)の進路保障を考える会の主催で、平出陽子会長は「函館の作業所の平均工賃は7000〜8000円。3万円を目指したい。売れるものを自信を持って作れるよう変えていかなければ」と話していた。
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