もうすぐバレンタインデー…市内百貨店など商戦熱気
update 2012/2/5 13:06
「買う派」「作る派」、あなたはどちら?―。14日のバレンタインデーに向け、チョコレートなどのプレゼント商戦が函館市内の百貨店などで熱を帯びている。定番のチョコに人気が集まる一方、材料からラッピング袋までそろう「手作りセット」の支持も根強い。東日本大震災で見直された「絆」に感謝する動きもある。
丸井今井函館店(本町32)は、地下食品売り場で国内外約30のブランドを扱う。一番人気は今年限定販売しているベルギーのゴディバ製「モンダムール」。ストロベリーやマロン、レモンなどのムースをミルクやホワイトチョコで包み、高級感を漂わせている。ピンクと赤色のハート型パッケージも華やかで、10代からお年寄りまで幅広い世代が買い求める。2000〜3000円が売れ筋だ。
同店は「函館ブランドの『シュウェット・カカオ』『プティ・メルヴィーユ』も人気。例年14日直前まで混み合うが、前年比5%増の売り上げを目指したい」と意気込む。
はこだてビール(大手町5)は、毎年好評の「バレンタインビール」(420円)を販売。原料のチョコレートモルトをふんだんに使用した香り豊かなコクが特徴だ。震災に見舞われた今年は、大勢の市民らに支えられた感謝の気持ちと東北3県を応援しようと赤、黒、白3色のラベルに「絆」という字を模した。
同店は「今年は例年以上に特別な意味合いを持つビールに仕上がった。ぜひこの機会に」と勧める。
一方、手作り派向け商品を充実させるのはテーオーデパート(梁川町10)の「オレンジハウス」。年明けから特設コーナーを設け、定番の生チョコ、トリュフ、新発売のショコラマフィンなどの材料やラッピング袋がセットになったキット約20種類を並べる。価格は577円が中心で、女子高生をはじめ10〜20代に好評という。
同店は「友人同士贈り合う『友チョコ』もはやっている。売れ行きは例年並みだが在庫切れの商品も出ているし、まとめ買いする人も目立つ」と手応えを感じている。
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