市函高が高陽市の高校と姉妹校提携

update 2012/2/2 11:26


 市立函館高校(日向稔校長、生徒952人)と韓国・高陽(コヤン)市の白馬(ペンマ)高校(金鎮福校長)が1日、姉妹校提携を結んだ。市函高で行われた調印式には同高の教職員や白馬高の金校長ら約20人が出席。両校の交流活動の推進を誓った。日向校長は「生徒間交流を通じて、友好関係を深めていきたい」と語った。

 提携は昨年8月に函館市と高陽市が姉妹都市提携を結んだことがきっかけで実現。スポーツや文化交流を通じて両校の相互理解を深め、青少年教育の発展に寄与することを目的とする。市函高が姉妹校提携を結ぶのは初めて。

 白馬高は1997年に開校し、現在の生徒数は1942人。人間教育と進学に力を入れているほか、クラブ活動も盛んに行われている。昨年10月には市函高が白馬高を訪問し、提携に向けた準備を進めてきた。

 調印式では日向校長と金校長が協定書に署名。その後、市函高から白馬高へ姉妹校宣言を刻んだ水晶の盾を手渡し、白馬高からは高陽市の伝統工芸品のお面が贈呈された。

 日向校長は「短期間ながら提携を結ぶことができたのは、両市の関係者の力添えのおかげ。10月に白馬高校を訪問した際は、勉学に対する姿勢が素晴らしいと感じた。両国には政治的な問題もあるが、青少年交流を通じて克服できると信じている」と述べた。

 金校長は「この日を迎えることができて大変うれしい。日本の伝統を重んじる文化と配慮の気持ちは、本校の生徒にとって学ぶべきもの。これから具体的な計画を立てて、一日も早い交流を実現したい」と話した。

 式後は金校長らが学校を見学。市函高吹奏楽部による両国の国歌演奏も行われ、今後の交流活動に思いをはせていた。

提供 - 函館新聞社


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