函商高の森田君が日商簿記1級合格

update 2012/2/1 10:58


 難関として知られる日本商工会議所主催の簿記検定1級に函館商業高校(難波繁之校長、生徒634人)3年の森田祐樹君(18)が合格した。現役での1級合格は同校では2006年以来の2人目の快挙。全校集会で合格を知ったという森田君は「すごく驚いた。合格するとは思っていなかったので、とても嬉しかった」と笑顔を見せる。

 同試験には、商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目(各25点)が出題され、大学卒業程度の知識が問われる。合格には各科目最低4割以上、合計で7割以上の得点が必要とされ、社会人や大学生でも難しいとされている。今回試験の全国合格率は13・0%だった。

 森田君は高校から簿記の勉強をはじめ、先生の勧めをきっかけに1年の後半から簿記部に入部した。2年から部長を務め、大会や検定に向けて日々活動を続ける一方で、日商簿記2、3級も順調に合格。1級は2年の11月に初受験し、今回が3回目のチャレンジだった。

 「やるからには最後までやりたい。受かるまでがんばろう」との思いで、部活ではひたすら簿記に打ちこんだ。中でも外国通貨などの問題が苦手だったという森田君。土日は朝8時半から夕方までテキストや問題集を繰り返すなど、黙々と取り組んできた。「苦手の問題を重点的にやったり、問題を反復して解いたり下積み重ねが合格につながったのでは」と振り返る。

 現在は19日の全国経理教育協会主催の簿記検定に向けて勉強に励んでいる。森田君は「将来は地元で簿記の資格を生かした職に就くのが夢。事務処理などを行う職業に就きたい」と目を輝かせている。

提供 - 函館新聞社


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