函教大が今秋、マルチメディア国際語学センター開設へ
update 2012/1/30 11:43
道教育大学函館校(八幡町1)は、語学教育の中心となる「マルチメディア国際語学センター」を今秋開設する。学生の先端的な語学教育を支援するほか、市内の大学などで学ぶ留学生の日本語教育を担う場として、後期(10月)オープンを目指す。開設準備を中心に進める福田薫教授は「国際交流や語学教育の場としてだけでなく、他大学や地域と連携して有効的に活用していければ」と話している。
センター開設は、グローバル化時代に対応できる言語能力の養成を目指すことがねらい。従来の技術実習棟(1階建て569平方メートル)を改修し、パソコンなどを完備した講義室、国際交流を図るスペース、自主学習室などを設ける予定。学習室にはテキストやDVDなど1000点以上を用意し、学生の興味や関心を引き出す。
センターの運営管理の一部には、外国人講師や学生ボランティアがスタッフとして関わり、「全国でも珍しい取り組み」と同校。学生の留学や語学などの相談、学習支援を行う。
センターでは、在学生の外国語の授業が行われるほか、協定校のオーストラリア・シドニー工科大とインターネットを介しての討論や共同研究などにも力を入れる。議題を決め意見や情報交換を行うことで、実践的なコミュニケーション能力を高めるとし、また地域の住民にも開放される。現在は、市民参加型の公開講座、他大学と連携した英語プレゼンテーション大会を予定。多目的トイレも完備され、臨時で託児スペースを設けることもできるという。
開設に向けて福田教授は「学生や市民が気軽に国際交流や語学を楽しめる場にしたい」と意気込んでいる。
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