米軍艦が来月函館寄港計画

update 2012/1/26 10:45


 米海軍第7艦隊(横須賀市)の掃海艇「パトリオット」(1312トン)が2月14〜19日に函館港への寄港を計画していることが25日、分かった。函館市は核兵器搭載の有無を外務省などに照会し、「搭載能力がない」とする回答を受理済みで、近く入港の許可を判断する。

 市港湾空港部によると、寄港目的は「友好・親善」で、計画では苫小牧から14日午前9時に入港、19日午後3時に出港する。受け入れれば、函館港へ同艦の入港は2009年10月以来で、外国艦船では10年10月のロシア軍哨戒艦「アドミラル・パンテレーエフ」(6700トン)以来となる。

 16日に米軍側から函館海上保安部を通じて連絡があった。同部は核の持ち込みについて在札幌米国総領事館と外務省に照会したところ、「(同艦に)搭載能力がなく、搭載していることはない」と核搭載を否定する回答があった。現在、寄港中の市民との交流や催しなどの予定を確認中という。

 同艦は全長64メートル、幅11メートルで、海の機雷除去が主な任務。今回は乗組員84人が乗船する。警備の都合上、使用岸壁は港町ふ頭(港町2)となる見通し。市の妹尾正白港湾空港部長「現時点では許可していないが、情報収集に努め、総合的に入港の可否を決めたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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