寄港地の魅力づくり解説

update 2012/1/26 10:44


 函館のクルーズ客船の可能性や課題を探る「クルーズセミナー」が25日、函館市若松町のロワジールホテル函館で開かれた。JTB北海道のクルーズアドバイザー加藤武さんが講師を務め、最新の国内外クルーズの市場動向や寄港地の魅力づくりについて解説した。

 例年10隻前後が入港するクルーズ船の寄港地として、さらなる受け入れ体制の充実を図ろうと、函館の港湾関係者でつくる函館港湾振興会と函館地区クルーズ振興協議会が関係者向けに初めて企画。市内・近郊の港湾、観光関係者ら約100人が参加した。

 加藤さんは「クルーズ寄港地の魅力づくり」と題して講演。近年は外国船の大型化が進み「海外の大型船は有料のカジノが収入源。アジアなどを回る1泊1万円ぐらいカジュアルクルーズが主流になっている」と説明。「日本では超高級なシニアの富裕層向けといった間違ったイメージが根付いている」と問題点を指摘した。

 そのうえで「クルーズは旅行の一つの付加価値。観光性の高い商品にしていくことが重要」と強調。寄港地の魅力を向上するために有償のオプショナルツアーを充実させることを挙げ「乗船客は寄港地でどんな体験ができるのかを期待している。独自性のあるプランや近隣とタッグを組んで幅を広げることがエリア全体の魅力につながる」と語った。

提供 - 函館新聞社


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