市立函館病院高等看護学院 入試範囲外から問題出題 理科17問 除外し採点へ
update 2012/1/24 10:24
市立函館病院高等看護学院(木村純学院長)は23日、21日に同校で行われた来年度入学試験で、理科(生物T)科目の67問中17問に、範囲外の問題が出題される不手際があったと発表した。当日の受験生は276人だった。記者会見で木村学院長は「不手際を起こし、受験生にとって大変申し訳ないことをした」と陳謝した。
発表によると、試験問題は外部の教育機関が作成。同日の1次試験は4科目が行われ、このうち理科(生物T)の17問で、試験範囲外の生物Uの問題が出された。試験終了後に受験生から「(範囲外の)生物Uも問題に出ている」と指摘を受け、担当者が外注先に確認したところ、不手際が発覚した。受験者の内訳は道南が157人で、道南以外が119人だった。
同校は「試験問題の内容については外注先を信用していたので、学校独自でのチェックはしていなかった」と説明。再試験は実施せず、出題範囲外の17問を除いた50問によって採点し、合否を判断する。1次合格者による2次の面接試験は27日に行われる。
今回の試験問題は同校のみで使用されており、原因は調査中。同校は、受験生が在籍する学校などを通じ問題の経緯を説明するとともに、謝罪の文章をホームページに掲載する予定。同校は「今後依頼先に注意喚起するとともに、別の機関によるダブルチェック体制を検討したい」としている。
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