「団結して上を目指す」北斗市産トマト10億円突破で記念式典

update 2012/1/21 11:29


 【北斗】北斗市産のトマトの販売額が昨年初めて10億円を突破したのを記念した式典と祝賀会が20日、函館市湯川町1のホテル「湯元啄木亭」で開かれた。生産者、市場関係者、行政関係者ら約150人が出席。新函館農協の畠山良一代表理事組合長は「生産者の努力、関係者の協力のたまもの。さらに11億円、12億円を目指して頑張っていきたい」と述べた。

 北斗市中野通の共同選別施設は上磯、大野地区産のトマトの規格を統一し、産地ブランド確立を目指して2009年に完成。施設に持ち込む際に厳しい着色基準を設け、形状や糖度を機械で自動選別した上で箱詰めし、出荷している。稼働初年度の同年は約8億2000万円、10年は約9億1500万円を販売。順調に取り扱い実績を伸ばし、昨年は2868d、販売額10億2841万円となった。

 式典で、高谷寿峰市長は「共選施設によりロングラン出荷が可能となり、市場からも高い評価を受け、快挙を成し遂げた。生産者の高い技術力のたまもの」とあいさつ。中川義雄前参院議員、長尾信秀道議、池田達雄市議会議長が祝辞を述べた。

 新函館農協の青山敏郎大野上磯地区運営委員長は「栽培技術の研さんを積み、今後も上を目指して団結して取り組んでいく」と述べ、北斗市野菜生産出荷組合トマト部会の渡辺登部会長は「良質なトマトを作ることをモットーに相互で助け合い、道内を代表するトマト産地としてまい進する」と決意を新たにした。

 続く祝賀会では、関係者が「10億円」「達成」と書かれたたる酒の鏡開きを行い、祝杯を挙げた。

提供 - 函館新聞社


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