「応用情報処理技術者試験」函商高の2人合格
update 2012/1/20 11:30
函館商業高校(難波繁之校長、生徒634人)情報処理科3年の松岡拓弥君(18)、木村愛香音さん(17)が国家試験「応用情報処理技術者試験」に合格した。同校から合格者が出るのは初めて。2人は「毎日の勉強が合格につながった。とてもうれしい」と喜んでいる。
試験は独立行政法人・情報処理推進機構がIT分野の人材育成のために実施。応用情報処理技術者試験はシステムエンジニアやプログラマーを主対象にし、問題は情報関係の知識を試す内容。高校生での合格は難しいとされており、指導した岩上公作教諭は「高校生の合格者が出るのは県内で1人いるかいないくらい」と話す。
試験は昨年10月にあり、12月に結果が届いた。全国の合格率は23.6%、北海道は17.5%。このうち道内の高校生の合格者は2人を含めわずか3人しかいない。
2人は1年の2月から国家試験に向け、学習を始め、2年にITパスポート試験に合格。東日本大震災の影響で7月に伸びた基本情報技術者試験にもクリアした。その後も教員の勧めや3年間の学習の成果を出そうと、3カ月後の応用情報処理技術者試験の勉強に取り組んだ。放課後や夏休み期間を活用し、10月に北大水産学部で実施された試験に臨んだ。改行 同校では7人が受験し、うち松岡君と木村さんが見事に合格を果たした。2人は「当日は会場の雰囲気に緊張し、試験にあまり自信がなかった。通知が届いてやっと合格したという実感が湧いた」と話す。
松岡君は「大学でさらに上を目指したい」、木村さんは「合格したことで自分の自信につながった」と話している。
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