韓国・高陽市議会議長ら来函、市議会を表敬訪問

update 2012/1/17 11:53


 昨年8月に函館市と姉妹都市提携を結んだ韓国・高陽(コヤン)市の金畢礼(キム・ピルレ)市議会議長らが16日、函館市議会と市を表敬訪問した。金議長は「友好を深めるためにこれから協議していきたい」と述べ、両市議会の交流促進に向け、検討を進めていく意向を示した。

 一行は金議長のほか、韓相煥(ハン・サンファン)議会運営委員長、地元ボランティア団体会長や商店街団体会長ら8人。金議長は姉妹都市提携以来の来函で、表敬訪問には韓委員長を除く7人が出席し、函館側は能登谷公議長、板倉一幸副議長ら4人が出席した。 金議長は、能登谷議長が昨年10月、函館―ソウル(仁川)定期航空路の早期再開要望時に同市を公式訪問したことについて「仁川線を復活させるために尽力する姿に感激した」と述べるとともに、同路線の再開を「隣同士に住んでいる人のように、函館が近く感じた」と喜んだ。

 今後に向け、金議長は議員同士の交流を図るための協議会設置を提案。能登谷議長も「議員交流が実現できるように頑張りたい」と応じていた。金議長はまた、今月と2月に高陽市の職員56人が函館を訪問することを明らかにするとともに、4月に現地で開かれる花の博覧会への訪問を呼び掛けた。

 金議長らは中林重雄副市長とも会談し、両国の議員報酬や税制の違いなどについて意見交換。同副市長は東日本大震災に触れ「風評被害で外国人観光客が来なくなった。函館の安全性をPRしてほしい」と求めていた。

 一行はこの日夜に市議会主催の夕食会に出席した。17日には公立はこだて未来大学や在日本大韓民国民団函館支部を訪問、18日に離函する。

提供 - 函館新聞社


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