荒木氏、推薦を辞退 自民8区支部長公募
update 2012/1/17 11:53
道南地区農協組合長会が、次期衆院選の自民党公認候補となる8区支部長の公募(20日締め切り)に推薦することを決めた長谷川岳自民党参院議員秘書で厚沢部町出身の荒木真一氏(45)が推薦を辞退したことが16日、分かった。函館新聞の取材に対し、荒木氏は「保守一本化が必要なときに、公募段階から出ると支持が割れる可能性があり、辞退を決めた」と語った。無所属での出馬はあらためて否定した。
荒木氏は、過去の衆院選道8区では保守地盤が割れて敗戦した失敗を繰り返してならないと強調。「早い段階から候補を一本化して選挙態勢を構築する必要がある」と語った。 荒木氏の辞退について、ある組合長は「公募だから本来なら支部長が決定するまで行きたかったが、残念だ」と述べた。
荒木氏は15、16両日、道南入りし、推薦人や支持者を回り、辞退に至った経緯を説明。関係者に配った文書では「8区については、保守一本化が最命題であり、その目的達成のため、今回は大変身に余る話ではありますが、このたびのご推薦については、ご辞退申し上げます」とした上で、「故郷である道南の地で、これまでの党人としての実績を生かすことが地元への恩返しと思っております」と心境をつづった。
同公募では、松前町の前田一男町長(45)が自薦で応募する意思を表明、近く手続きに入る。前田氏以外に他薦も含め応募への動きは見られない。
自民党8区支部は公募終了後、各種団体や経済界関係者ら17人からなる候補者選考委員会を設けて検討。その後、支部の役員会を経て、2月中旬に支部長を決定する。
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