トレイン・オン・トレイン基地誘致で知内町長がJR北海道社長に要請
update 2012/1/16 12:24
【知内】知内町の大野幸孝町長は15日、貨物列車を新幹線に積み込んで運ぶ「トレイン・オン・トレイン」の基地誘致をめぐって、19日に札幌市を訪れJR北海道の小池明夫社長に要請することを明らかにした。また、その際に建設費の一部負担と用地の無償提供などの提案をする考えを示した。
大野町長は15日から町内で始まったふれあい懇話会で基地誘致活動の取り組みについて説明。固定資産税の算入を念頭に、「相当な財政効果がある事業。まちづくりの新たな目玉であり、最重点課題。30億円の積立金の一部から応分の負担をして基地を誘致したい。(小池社長には)その準備はできている、ということを伝える」と述べ、建設費の一部を負担する意向を示した。
また、基地を現在の知内駅周辺と想定し、町有地などを含む用地の無償提供、アクセス確保のための周辺の道路整備も提案する考えも明かした。
トレイン・オン・トレインは、新幹線開業後の貨物輸送高速化、新幹線の減速を回避する手段として、JR北海道が研究開発を進めている。同社はこれまで、「札幌延伸決定後」としていたが、政府が年度内の延伸着工認可の方針を示したことや小池社長が導入に意欲を示していることなどから、町は誘致活動を強める機が熟したと判断した。
19日の要請活動は大野町長をはじめ、松井盛泰町議会議長、基地整備促進期成会の斉藤仁会長らが、同社のほか、JR貨物、道新幹線対策室、道運輸局を訪れる予定。
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