スケトウダラ寒干し作業

update 2012/1/12 10:05


 函館市南茅部地区で、スケトウダラの寒干し作業が盛んに行われている。木直や川汲など各町内の国道沿いの軒先には、専用の竿にずらりとつるされたスケトウが、寒風を受けて「カラカラ」と軽やかな音を響かせている。

 魚の水分を抜かす寒干しは、風にさらすことでうま味を凝縮させ、身を柔らかくすることができる。その風景は、スケトウ漁が行われる厳冬期の風物詩だ。

 尾札部町の漁業の女性(61)は、別の漁師の漁を手伝いお裾分けしてもらった200匹ほどを昨年12月から並べた。体長は35〜50センチ。食べごろは2月といい、女性は「身をたたいて食べるとおいしいしお酒にも合う。贈り物としても重宝しますよ」と寒さも気にせず作業していた。

提供 - 函館新聞社


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