障がい児・者3学園、統合施設の建設着々

update 2012/1/12 10:04


 4月に開設予定の函館市立障がい児・者の3学園統合施設「はこだて療育・自立支援センター」(湯川町2)の建設が着々と進んでいる。2月1日からは、知的障害者施設のあおば学園(同)が完成した建物の一部を使用して事業を始める予定。市福祉部は「移設後のあおば学園の旧施設解体や、駐車場整備などを行って3月末までに完成させたい」としている。

 同センターは一元化による3学園の機能の連携強化や、障がい児・者の福祉推進の中心的な役割を担う施設として昨年2月に着工した。

 総工費は15億3600万円。鉄筋コンクリート造り2階建てで、敷地面積4736平方メートル。定員は計126人となる。建物はL字形。

 3学園のうち、青柳学園(青柳町4)は肢体不自由児通園施設で、あおば学園とともえ学園(日吉町3)は知的障害者施設。ともえは1962年に建築されるなど、いずれの施設も建築から40年以上経過しており、老朽化が進んでいた。 センターでは児童デイサービスや生活介護、就労継続支援(B型)など、3学園の事業を継続して行う。

 このほか、保育所、幼稚園に療育技術の提供などをする「障害児等療育支援」、日中活動系の「自立訓練(生活訓練)」、専門員を配置させ療育相談や生活指導を充実させる「相談マネジメント」の新規事業にも着手。情報提供機能、地域交流機能、保護者支援機能も拡充する。

 同部は「医療や教育など関係機関とのさらなる連携を強化していきたい。4月1日にはオープニングイベントも開く予定」としている。

提供 - 函館新聞社


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