前田氏が自民8区支部長応募へ
update 2012/1/12 10:04
【松前】松前町の前田一男町長(45)は11日、次期衆院選への出馬を目指し、自民党道8区支部長の公募に応じる意向を固め、後援会幹部に伝えた。後援会も了承したため、週明けにも手続きをする。函館新聞の取材に対し、前田氏は「道南の疲弊を食い止めなければならない。ふるさと道南をいい形にして、次世代にバトンタッチしたい」と語った。公募は20日が締め切りで、応募する意志を明らかにしたのは前田氏が初めて。
前田氏は「道南に15年間保守政治家がいなかったことで、道内の他地域に比べ経済が弱くなってきており、立て直す必要がある」と決断の理由を述べ、「(衆院議員は)町長の仕事の連続、発展。道南の発展のため、同じ思いでやっていきたい」とした。
松前町長については4月の任期満了まで務める意向。公募に受からなかった場合については、町長選出馬の可能性を否定せず、「手を上げる以上は選んでもらうつもりで応募する。公募に受かるように全力を尽くすだけ」とした。
前田氏は同日夜、町内で開かれた後援会の役員会の席上、「支部長への公募に応募したい」と自身の意向を伝え、役員らと協議。役員らも前田氏の意向を了承し、応援することで一致した。役員からは「他薦よりも、自ら名乗りを上げ政治信条を表明した方がいいのでは」などの声が上がったという。
前田氏は同町生まれ。北大工学部卒で元道職員。2003年の衆院選道8区から無所属で出馬し、落選。04年の松前町長選に出馬し初当選。現在2期目。
次期衆院選の自民党公認候補となる8区支部長の公募では、経済団体で前田氏以外の人物を候補として他薦する動きがある。
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