市臨海研究所のウニ、キャベツ食べすくすく成長

update 2012/1/11 10:03


 函館市臨海研究所(大町13)で飼うウニが、キャベツやジャガイモ、ホウレンソウ、キュウリを食べて生きている。旺盛な食欲に来館者らが興味を寄せ、「健康的でかわいい」と人気を集めている。

 野菜を食べているのは、昨夏のイベントで地元漁協の協力で運ばれたバフンウニとキタムラサキウニの計7匹。一般的なウニはコンブなどの海藻を好むため、研究所でも当初マコンブを置いたが水の濁りが激しく、断念したという。

 その中で「どこかで野菜を食べるウニの話を聞いた覚えがある」(職員)とキャベツを与えたところ、7匹が一気に食らいついた。年末年始は職員が不在になるため、通常より多い野菜を入れ、「仕事始めでウニの元気な姿を見られてほっとした」と職員の小園敏弘さん(38)。井口佳子さん(25)も「キャベツをあげるとすぐ集まってくるのがかわいくて」と愛情を注ぐ。

 道総研中央水産試験場(余市町)の資源増殖部の干川裕・研究主幹によると、ウニの味の決め手はコンブのうま味成分で「野菜を食べたウニは大きくなるが人間が好む味にはならない」という。

 研究所は「道南近海によくいる海産物の生態を修学旅行生らに身近に感じてもらえる機会になれば」としている。

 開館は午前9時〜午後5時。土曜・日曜、祝日休み。

提供 - 函館新聞社


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