函館音楽協会賞に高市氏、奨励賞は「クレアシオン」
update 2012/1/11 10:03
函館音楽協会(吉田淳子会長)は10日、2011年度の協会賞と奨励賞を発表した。協会賞に函館三曲協会会長の高市雅楽司峰(うたしほう、本名・一男)さん(81)、奨励賞に函館の演奏団体「クレアシオン」(畑中一映代表、会員22人)を選んだ。表彰式は28日午後6時から、五島軒本店(末広町)で開かれる。
両賞は、同音楽協会に所属する個人や団体の1〜12月の活動から選考。協会賞は過去の実績や地元の音楽文化向上への功績に、奨励賞は作曲または演奏活動に意欲的で高水準の実績を残し、郷土の音楽活動を推進させた功績に対して贈られる。吉田会長ら同協会会員11人が選んだ。
高市さんは1951年から、学校で筝(こと)を通じた日本の伝統音楽の普及に尽力。市文化団体協議会第15代会長を務めたほか、現在も函館三曲協会会長、函館市民オペラの会副会長を務めるなど、長きにわたり函館の芸術文化発展に貢献している。
地元の音楽家でつくるクレアシオンは、94年9月の発足以降、年4回演奏会を開催。作曲家や季節などさまざまなテーマを設け、完成度の高いステージを展開。クラシック音楽を市民に身近なものとして提供し続けている。
高市さんは「協会賞を頂けるとは思ってもみなかった。自分は果報者です」と喜び、「今年は三曲協会創立60周年。節目を祝う春の記念演奏会に向けた準備を頑張りたい」と話した。
畑中代表(41)は「毎年4回の演奏会を開く継続性が評価されてうれしい」と話し、「聴きに来てくださる市民の存在があったればこその受賞。今後も、今まで以上に喜んでもらえるよう質の高い演奏会を開いていきたい」と抱負を述べた。
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