華やかに二十歳の門出

update 2012/1/10 09:59


 成人の日の9日、第64回函館市成人祭(市、市教委、実行委主催)が同市湯川町の函館市民体育館などで盛大に開かれた。色鮮やかな着物やスーツを身にまとった新成人1530人が出席し、大人になったことへの自覚と責任感を胸にした。

 函館市の本年度の新成人該当者数は2360人(男1143、女1217)で、昨年より41人減少。出席率は昨年度比1.8%減の64.8%だった。北海道の該当者数は5万2045人、全国では約122万人。

 式典では工藤寿樹市長が「函館は人口減少が進み、全国的にも景気が下り坂となっているが、時代を変えることが若者の特権。大人になって時には悩んだり苦しむこともあると思うが、たくましい精神を身につけ夢を持って生きてほしい」と激励。

 新成人を代表し、山本大智さん(函館大学2年)と高橋朋代さん(道教育大学函館校2年)が誓いの言葉として「私たちは美しい自然と優れた文化を有する函館に育ち、晴れてこの日を迎えた。大人の責任を持ち、豊かな社会に尽くすため、先人が築き上げ培ってきた文化を守り創造し、函館の文化の発展に努めることを誓います」と述べた。

 その後、同体育館などで祝賀行事が行われた。懐かしの味を楽しむ給食コーナーではデザートとパン、牛乳が各500個用意され、市民会館前庭ではお汁粉450食が振る舞われた。

 恩師からのメッセージコーナーには中学時代の教諭30人から寄せられた祝いの言葉が掲示され、新成人が懐かしそうに見入っていた。このほか、選挙体験コーナー、旅行券などが当たる抽選会なども行われた。

 成人した気持ちをステージ上で発表する「ハタチの主張」では、個人やグループが壇上へ。道教育大学函館校2年の柏木美香さんは「特別支援学校の先生になって、将来は発達障害や知的障害の子どもの学校生活を支援できるような塾を作りたい」などと、将来の夢を語った。

提供 - 函館新聞社


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