青々と元気「一番ニラ」 知内で収穫始まる
update 2012/1/9 10:03
【知内】ニラの生産量全道一を誇る知内町で、「一番ニラ」の収穫が盛んに行われている。甘い香りが漂うビニールハウスの中で、生産者らは青々と成長したニラを丁寧に刈り取っている。
知内町のニラは、味の良さと徹底した品質管理で国内有数のブランドに成長。甘みがあり、葉の幅が広く肉厚なのが特徴で、昨年は2年連続で販売額が10億円を突破した。
知内町ニラ生産組合(石本顕生組合長、73戸)では4日から一番ニラの収穫を開始。8日までに15戸が収穫を行っている。
町上雷の宮下進也さん(36)のハウスでは6日から出荷を始め、室温が10度に保たれたハウスの中で、50aほどに成長したニラを根元から刈っている。「二番ニラ」の収穫には30日ほどかかるという。
8日は約120キロを収穫し、函館と札幌の市場に送られた。収穫が本格化する来月からパート従業員を雇い、作業にあたる。3〜5月の最盛期には1日の収穫量が500キロにも及ぶという。宮下さんは「昨年12月の天候があまり良くなかったので心配だったが、平年より出来のいいニラになった」と笑顔で話していた。
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