妙技はしご乗り 函館市消防出初め式
update 2012/1/8 11:31
新春恒例の函館市消防出初め式が7日、市民会館(湯川町1)駐車場などで行われた。集まった1000人以上の市民らが見守る中、消防団員による伝統の技「はしご乗り」などが披露され、火災のない1年を願った。
出初め式はレスキュー隊員が同会館屋上からロープで降下して開幕。工藤寿樹市長がスイッチを押すと、はしご車の先端に取り付けられたくす玉が割れ、消防音楽隊の演奏に合わせて消防職員200人、消防団員700人が会場内を次々と行進した。
火消し装束を身にまとった市消防団「町火消し」のメンバーによるはしご乗りの実演では、高さ約6・5メートルのはしごの上で手を離したり、逆さになったりする妙技が繰り広げられ、観衆から大きな拍手が送られた。
続く消防訓練では、放物線を描く放水に虹がかかり、市民らから大きな歓声も。最後に三本締めで市民の安全を願った。会場を同会館に移して行われた屋内の式典では、長年にわたり防火、救急活動に貢献した個人や団体に市長感謝状も贈られた。
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