道南各自治体が仕事始め
update 2012/1/7 10:12
6日は道南の多くの自治体が仕事始めを迎えた。職員は互いに年始のあいさつを交わすとともに、首長からの訓示を受けて気持ちを新たに業務に当たった。
○…函館市役所では午前10時から、工藤寿樹市長が課長補佐職以上の約250人を前にあいさつをした。 工藤市長は市長に当選した昨年を「闘う市長として、この8カ月間走り回ってきた」と振り返るとともに、「今年は少し腰を落ち着かせ、本当の意味での函館再建に向けてより具体的に政策を進めていきたい」と抱負を述べた。
また「私だけが改革と挑戦を実行しても本当の意味での新しい街づくりはできない。市役所は変わったという思いが市民の信頼につながるので、職員一人一人がそのような思いを持って主体的に業務に取り組んでほしい」と職員の意識改革を促した。
最後に「今年は市制施行90周年という節目の年。街の活性化のために華々しくお祝いし、この1年がみなさんや函館市民に良い1年となるように頑張ろう」と締めくくった。(後藤 真)
○…【北斗】北斗市役所では午前8字45分から、職員約100人を前に高谷寿峰市長が訓示。企業誘致の強化や「観光振興元年」と位置付けた観光開発など、北海道新幹線開業を見据えた各種施策の推進に尽力する決意を語った。
高谷市長は新幹線新駅駅前に特化した企業誘致条例の制定で、ホテルや飲食店などの企業集積を図るとした従来通り、既存の農業、漁業、商工業の振興を基本としながら、観光振興施策にも積極的に取り組むとし、「新年度は観光振興元年。官民の総力を持って取り組む強い思いを持っている」と語った。
また、JR江差線の並行在来線問題は「旅客鉄道の維持に向け、道と協議を詰めていく」とした。地域の明るい材料として、江差自動車道の茂辺地インターチェンジ開通や、北斗出身でロンドンオリンピック出場に期待が高まるバドミントンの佐々木翔選手の活躍などを挙げ「私たちの背中を押してくれる出来事もあり、今年も市政を推進していきたい」と述べた。
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