「消費者大学」設立へ…3月から学生募集
update 2012/1/5 11:18
函館消費者協会(岩船寛会長)は今年、消費者としての知識習得を目指すための「函館消費者大学」を設立する。4年制の生涯学習講座で、年間10講座を開設。学識経験者や専門家など充実の講師陣をそろえた。同協会によると道内初の設立で、国内でも民間団体によるこのような取り組みは初めて。初年度は3月から学生の募集を開始する。
事業は昨年4月の総会で設立に向けた準備調査を行うことを決め、これまで全国の事例を参考に運営手法や講座内容などを検討してきた。同協会が取り組む消費者教育推進事業の一環で、出前講座や出張相談の枠を超えて継続的に消費者として学ぶ場を提供。同協会の活動意義について理解を深めてもらう目的もある。
定員40人で通常は4年間、最長で5年間受講できることから、2年目以降は大学全体の定員を1学年分ずつ増やし、講座数も充実させる。会場はサン・リフレ函館(函館市大森町)で、5月から10月までの第2・4火曜日、午前10〜11時半を中心に開講する。
講師は大学教授をはじめ研究機関職員、司法書士、不動産鑑定士、建築士など多彩。講座は「振り込め詐欺と金融トラブル」や「土地家屋の評価方法」「震災に強い住宅へのリフォーム」「身近な民法の基礎知識」「生命保険と損害保険の基礎知識」などを予定する。
受講料(資料代含む)は年間2500円。岩船会長は「民間としては全国でも珍しい取り組み。手探りしながら運営していきたい」と話している。詳しい募集要項などは3月の募集開始までに同協会ホームページ(http://
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