地元の商店街や市場を一冊に ガイドブック発行

update 2012/1/4 10:20


 函館市は、市内の商店街や小売市場を紹介する小冊子「はこだて商店ガイド」を作成した。市民や観光客に対面販売の良さを再認識してもらい、商店街の活性化につなげる狙い。人情味や個性あふれる32カ所の「市民の台所」が網羅されている。

 地域に密着した商店街や小売市場の魅力を広く紹介し、にぎわいの創出や商業振興につなげようと、国の緊急雇用創出推進事業の一環で企画。道の補助金約620万円を活用して市内の制作会社に事業を委託し、昨年6月からスタッフ4人が半年かけて取材、編集を進めてきた。

 これまで小売市場を紹介する冊子はあったが、商店街まで取り上げたのは初めて。A5判56ページのオールカラーで、市内を6つのエリアに分け、地図付きで商店街の沿革や店舗、イベント情報などを伝えている。外観や店内などの写真をふんだんに使い、代表者の顔写真とともにPRコメントも掲載している。

 ガイドには各エリアの観光スポットなども紹介。手に持って観光客にも訪れてもらえるよう工夫した。計1万部を発行し、昨年12月下旬から市内の公共施設や観光案内所などで無料配布している。

 市商業振興課は「地元市民でも知っているようで知らない商店も多いはず。商店主らとの出会いや会話も楽しんで買い物してほしい」と話している。冊子の内容は市経済部のホームページでも閲覧、ダウンロードできる。問い合わせは同課TEL0138・21・3306。

提供 - 函館新聞社


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