11年の函本交通事故、死者数が過去最少

update 2012/1/3 10:36


 道警函館方面本部交通課は2日、2011年の交通事故発生状況を発表した。管内の交通事故発生件数は前年比187件減の1434件で、死者数は同2人減の14人、負傷者数は同188人減の1812人だった。死者数は交通統計上で過去最少を記録。道内の死者数は同25人減の190人で、1949(昭和24)年以来62年ぶりに200人を下回り、全国ワーストワンを回避した。

 管内の死亡事故の主な特徴をみると、死者14人中8人(57・1%)が65歳以上の高齢者だった。発生では国道が同5人減の5人と減少したものの、一昨年0件だった道道が5件と増加。類型別では正面衝突が35・7%、地形別では市街地交差点が28・6%と最も多く、時間別では正午から午後6時までの間に約6割と集中していた。

 警察署別でみると、函館中央署が7件(前年比5件減)で松前署も0件(同1件減)となったが、函館西署で約2年ぶりに死亡事故が1件発生。森、松前、江差各署でそれぞれ前年より1件増となった。

 道内では、事故件数が同1693件減の1万6395件で、負傷者数は同2391人減の1万9705人。都道府県別の死者数では、全国6位となり前年のワーストワンを返上した。

提供 - 函館新聞社


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