道南の市町で仕事納め
update 2011/12/31 10:11
30日、道南のほとんどの市町で仕事納めを迎えた。市役所や役場では清掃、書類整理に追われる職員や、年末のあいさつに訪れる人々の姿が目立った。各首長は職員を前にあいさつし、1年間の労をねぎらった。
函館市役所では例年、市長が課長職以上の職員を前に訓示することが恒例となっていたが、工藤寿樹市長はこれを取りやめ、午後3時ごろから中林重雄、片岡格の両副市長とともに本庁舎の全部局を回り、職員に直接声をかけた。
工藤市長は「就任から8カ月、皆さんのおかげで走り回ることができた」と述べるとともに、教育委員会では「来年はまちづくりを具体的に進めていく前向きな年にしたい」、財務部財政課では「来年度に向けて、いい予算をつくってほしい」などと、各部局の業務内容に合わせて話す内容を変えた。その上で「年が明けたら、私もパワーアップして帰ってきます」と自ら気を引き締めていた。
北斗市では、高谷寿峰市長が職員約100人を前に訓示。未曽有の災害となった東日本大震災の犠牲者、被災者を気遣うとともに、「来年以降も災害被害がないとは断言できず、より一層の危機管理、防災体制の充実を図らなくてはならない」と述べた。
就任2年目の高谷市長は、延べ1000人が宿泊したスポーツ合宿誘致の初年度の成果や、法亀寺のシダレザクラのライトアップに大勢の見物客が訪れたことなど、市政全般を振り返り、「職員の努力で順調に進展している」と評価。
喜ばしい出来事として、ご当地アイドルの活躍や、文月町内会の市民有志が造り上げた小公園などを挙げた。この中で、職員がオリジナルのポロシャツを作り、北海道新幹線開業をPRした活動に触れ、「これからも良いアイデアをどんどんと出して、市役所を活性化してほしい」と述べた。
国や道の出先機関は1月4日から、道南の自治体は同6日から業務を開始する。
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