愛情おせち 一人暮らしのお年寄りに
update 2011/12/30 10:38
【知内】地域でボランティア活動を行う「知内町婦人赤十字奉仕団」(敦沢良子委員長)は29日、町内の一人暮らしの高齢者に手料理で新年を迎えてもらおうと、腕を振るって愛情いっぱいのおせち料理を作った。30日にメンバーが各家庭を回り配る。
同団は災害発生時に備え、炊き出し訓練や講習会を定期的に開催しているほか、夏は海岸清掃を行うなど多彩な活動をしている。おせち作りは20年以上続く取り組み。
この日、メンバーは午前8時から町中央公民館で調理を開始。メニューは、うま煮やきんぴら、なます、ゆでたエビ、数の子、かまぼこ、コンブ巻き、黒豆など全部で14品。お年寄りが食べやすいように柔らかくし、正月らしい見た目も華やかななおせちに仕上げた。
折り詰めには「風邪をひかないように注意し、良い年をお迎えください」とメッセージカードも添える心配りも。敦沢委員長(68)は「一人暮らしのお年寄りが楽しみに待っていてくれるので、毎年続けることができる」と話していた。
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