函館の年間平均気温9・7度
update 2011/12/27 10:13
気象庁はこのほど、12月20日までの観測データを基に、2011年の国内の気象状況を発表した。函館の年間平均気温は平年より0・2度高い9・7度で、この値は1873(明治6)年以降で9番目の高さ。江差は同じく0・1度高い10・5度で、1941(昭和16)年以降7番目の高さ。31日までの観測データによる発表は来年1月4日、確定値は同2月に行われる。
全国の平均気温は、北日本は高め、東・西日本は平年並みに推移したが、鹿児島や沖縄は平年を下回った。本道は22の観測地点すべてで平年を上回っており、帯広は平年より0・8度高い8・0度となっている。日本の年平均気温(1981〜2010年の30年平均値を基準とした偏差)はプラス0・24度で、1898(明治31)年以降13番目に高い値になる見込み。確定値は来年2月上旬に発表される。
全国的に春は低温、夏から秋にかけて高温傾向で、函館も同様だった。3〜5月の平均気温は平年より0・4度低い6・4度、6〜8月は平年より1・1度高い20・2度、9月も1・2度高い19・5度だった。平均気温が平年値を上回れば、函館は5年連続、江差は2年連続となる。
降水量は、函館は平年比97%の1087・5ミリ、江差は同98%の1142・5ミリ。全国的に北日本は日本海側で多く、太平洋側は平年並み。日照時間は、函館は同101%の1726・5時間、江差は同95%の1365・0時間。全国の北日本地方は平年並みとなっている。
このほか、台風の発生は21個(平年25・6個)で、1951年の台風統計開始から4番目に少なかった。このうち、日本への接近数は9個(平年値11・4個)、上陸は3個(同2・7個)。本道は15号(9月)の1個(平年1・8個)が接近した。
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