都内ローソンに函館アンテナショップ誕生
update 2011/12/23 10:29
【東京】大手コンビニエンスストアのローソン(東京)の店舗一角で函館の特産品を販売する「函館市アンテナショップ」が22日、東京都中央区のローソン京橋駅前店内にオープンした。東京初出品を含む約80品目が並び、初日は工藤寿樹市長も駆け付け、函館ブランドの新たな発信拠点の開設を祝った。
同社の自治体アンテナショップは徳島や埼玉など6県と提携して開設しているが、市町村単位では初めて。函館は地場産品の販路拡大、ブランド力の向上を図る狙いで、ローソンは函館の知名度を生かした集客や売り上げのアップにつなげたい考え。
店舗は東京駅から徒歩10分圏内で、銀行跡地のオフィスビル1階のビジネス街に位置する。ローソンの都内店舗としては広めの215平方メートルの売り場内の入り口付近に約10平方メートルの専用コーナーを設け、水産加工品を中心に公募した10品を含む約80品目が並ぶ。
店舗の愛称は「函館もってきました。」。店舗内外に函館山からの夜景や五稜郭の写真付きの愛称が入った看板も設置した。店内では函館の観光名所や地元食材をPRするDVD映像を流し、観光ポスターやパンフレットも常設して観光客誘致もPRする。
この日は工藤市長や同社の玉塚元一副社長が訪れ、店舗前では赤い法被姿で函館の観光物産DVDや珍味などを先着100人に無料で配った。店内には関東在住の函館出身者も詰めかけ、都内では同店でしか買えない水産加工品などを買い求める姿もあった。
工藤市長は「函館の特産品を集中的にPRする新たな試みとして成功させ、全国のローソンで展開できる商品が生まれてほしい」と期待し、玉塚副社長は「函館のブランド力はまだまだ可能性がある。函館のまちのためにも新たな商材を発見し、地域の商品開発などの相乗効果を生み出したい」と話していた。
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