輸出・入とも2カ月ぶり増…函館港
update 2011/12/24 10:58
函館税関が21日に公表した11月の函館港貿易速報によると、輸出は船舶や自動車などが増加し、前年同月比10倍の48億3600万円と2カ月ぶりに増加に転じた。輸入も魚介類・同調整品などが増加し、同18・4%増の16億9000万円と2カ月ぶりプラスとなった。
輸出が増加した主な要因は、主力の船舶の輸出月が昨年とずれたことによる。パナマ船籍の新造船が1隻で、金額は39億9500万円だった。このほか大きな増加要因となった自動車は、全増で3億2300万円の扱いがあった。中国・天津向けに、クラシックカーなど中古自動車139台を輸出した。
このほか全増で1900万円となった一般機械は、タイ向けの加工機械部分品。魚介類・同調整品は同0・9%増の9600万円に回復し、内訳はイカをメーンにタラやサケなどだった。非金属鉱物製品(セメントなど)は、同37・7%減の1億8100万円となった。
輸入は、魚介類・同調整品が同53・9%増の9億200万円に。ロシアのベニザケが同2・1倍で3億5100万円を占めたほか、カズノコやイカ、タコ、魚介類の調整品は大きく減少。ニシンは全減となった。このほか増加品目は、金属製品が同64・9%増の3400万円、動物性油脂は同16・2%増の1億1500万円となった。
減少したものは、石炭が同5・9%減の3億9300万円、小麦・メスリンは同54・2%減の9900万円だった。
同税関管内(道内と青森、秋田、岩手の東北3県)は、輸出が同26・7%増の482億2300万円と2カ月連続のプラス。輸入は同56・7%増の1735億2200万円。23カ月連続の増加で、ここ数年では大きく伸びた。
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