ソウル便9カ月ぶり再開

update 2011/12/21 10:33


 大韓航空は20日、東日本大震災後から運休していた函館―ソウル(仁川)間の定期便を約9カ月ぶりに再開した。この日の乗客はソウルから約70人、函館からは約120人。喜びに沸いた函館空港では記念セレモニーや歓迎の行事が行われた。

 同路線は週3回(火・木・日曜日)の定期便だが、放射能汚染に対する懸念から韓国国内からの集客が見込めないとして、ゴールデンウイーク期間などを除き震災後3月22日から運休していた。再開は当初27日の予定だったが、函館市の政財界が9、10月のチャーター便運航に協力し、10月上旬にはトップが本社を訪問。活動が実りこの日、以前と同じ週3往復ペースに戻った。

 再開初便は正午ごろに函館空港に到着。降り立った韓国からの旅行客を、横断幕などで歓迎した。折り返しの出発便は午前1時20分ごろに出発。搭乗前には待合室で運航再開記念セレモニーを行い、函館市の工藤寿樹市長や函館市議会の能登谷公議長、函館商工会議所の石尾清広副会頭らがテープカットした。

 工藤市長は「韓国からたくさんの人に来ていただき、函館からの旅行客にも韓国の旅を楽しんでほしい」とあいさつ。大韓航空札幌支店の高常淳支店長は、12月の予約がほぼ満席であることを紹介し、「今後は函館の方にさらに海外に足を向けてほしい」と期待した。

 函館からの出発便搭乗者には、同社から記念品としてスーツケースベルトが贈られた。函館市の金浜栄子さん(62)は、市や同会議所の助成でツアー価格が安くなることを受け、高校の同窓生10人で初の韓国旅行となった。「安さは魅力。観光や買い物を楽しみたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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