函商高校の小松さん、道内初の電卓士に

update 2011/12/11 10:08


 函館商業高校(難波繁之校長)の会計ビジネス科2年の小松麻梨乃さん(17)がこのほど、日本電卓技能検定協会が認定する電卓士に認定された。道内では初めての認定で、小松さんは「さらに上を目指してがんばりたい」と意欲を燃やす。

 電卓士は同協会が主催する電卓技能検定試験で正士(初段、2段)、速士(3、4段)、正速士(5、6段)、教士(7、8段)、範士(9、10段)と5段階の全てを取得した人に認定される。同試験は同一問題で実施し、合格基準点によって段位が分かれている。

 小松さんは、高校から電卓をはじめ、部活も簿記部に所属。1年生の時に初めて受けた7月の試験で速士3段を取り、同9月に正速士6段を取得。今年2月に範士10段に挑戦するも不合格となり、その悔しさをバネに同5月の試験に臨み、見事に合格した。「気合を入れ直して、間違った問題をもう一度解き直し、基本に戻って練習をがんばった」と振り返る。

 その後は教士8段、正士2段を順に取り、全クラス取得によって電卓士に認定された。「一番大変だったのは10段の時。友達に追い越されてショックだった」と話し、「点数が伸びない時は悔しいが、たたいている時は楽しい。電卓は好きなものの一つ」と笑顔で話す。

 現在は1月に東京で開かれる全日本電卓競技大会と2月の試験名人位取得に向けて、熱心に練習に取り組んでいる。「3日くらい練習を休んでいると感覚が鈍るので、計画的に練習していきたい」と気を引き締めている。

提供 - 函館新聞社


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