鹿部のタラコが機内食に ANA国際線 今月から提供
update 2011/12/7 10:18
鹿部町特産のタラコを採用した中華料理メニューが、全日空(ANA)の国際線ビジネスクラスの機内食で今月から提供が始まった。人気中国料理店の脇屋友詞(ゆうじ)オーナーシェフ=札幌市出身、東京在住=がほれ込んだ厳選素材で監修。橋渡し役となった渡島総合振興局は「ビジネスクラス利用客に提供することで、高品質な鹿部産タラコのブランド化に弾みがつく」(商工労働観光課)と喜んでいる。
脇屋シェフと道南の食材を結びつけたのは、昨年7、10月に開かれた振興局主催の「道南食のブランドフェア」。道産食材のブランド化を支援する道「食のサポーター」に委嘱されているシェフが鹿部産タラコに着目した。
タラコは丸鮮道場水産(鹿部町宮浜、道場登社長)が製造したバラ子を使用。同社は噴火湾産原料を使っており、自然な粒子感とタラコ本来の味が楽しめる。
成田発の北米5路線(ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、ワシントン)で、シェフの中華料理を提供するのに伴い、道南食材も採用された。タラコは「北海タラコと桜海老(えび)入りのポテトサラダ」に混ぜ込む形で使われている。シェフの中華料理は1日に約150食提供されるという。
期間は来年2月末までの3カ月間だが、3月からは欧州・アジア7路線に移行、5月まで提供される予定。道場水産の道場登志男常務は「ビジネスクラスの客に提供できるのは非常に光栄。今後、鹿部産タラコをPRしていく上でプラスになる」と話す。
また、この中華料理には、厳選された尾札部産コンブを採用した「がごめ昆布ふりかけ」も。6月から機内食で同様に提供されており、製造する道南伝統食品協同組合(函館市大船町、町田晴雄理事長)の原田靖参事は「継続してもらい、大変ありがたい。パッケージに入った尾札部の文字を見てもらうだけでPR効果は大きい」と期待している。
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