クリスマスファンタジー開幕

update 2011/12/2 10:48


 函館の冬を彩る「2011はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)が1日、函館市西部地区赤レンガ倉庫群を主会場に開幕した。「輝く明かりを復興の希望に」と巨大ツリーを背に100発の花火が打ち上げられ、会場は大勢の来場者の歓声で熱気に包まれた。25日までの週末・祝日を中心に各種イベントが繰り広げられる。

 イベントは14回目を迎え、今年も姉妹都市のカナダ・ハリファクス市から高さ20bほどのモミの木が届いた。オープニングセレモニーでは、日本航空(JAL)の客室乗務員10人でつくるハンドベル隊「JALベルスター2011」がクリスマスソングを披露。時おり雪が舞う中、制服姿で舞台に立ち、優しい鐘の音を響かせて大きな拍手を受けた。

 ジョナサンT・フリード駐日カナダ大使からメッセージが届き、紹介された。東日本大震災に触れ「復興に向けてカナダや世界各国から寄せられた日本への思いと温かな支援は、国境を超えた人々のつながりを象徴していると思います。今年のクリスマスツリーのライトアップは被災地のみならず、日本全国の皆様にとって希望の光として特別な輝きを持つことでしょう」と言葉を寄せた。

 工藤寿樹市長らが点灯式に臨み、石黒義男実行委員長が「皆さんのその歓声がまた来年につながる。函館のクリスマスを大いに楽しんでほしい」と開会宣言。人気上昇中のアーティスト「シクラメン」のライブステージなどで盛り上がった。

 日吉町の佐藤美衣さん(26)は長男の陽斗(はると)ちゃん(3)と楽しみ「すてきな雰囲気と明かりで子どもも大喜び」と満足の様子。豊川町の加藤拓男さん(70)、芳枝さん(63)夫婦は「ツリーが到着した日から今夜の開幕を心待ちにしていた。おいしいスープもあって最高」。

 岩手県一関市から訪れた婚約中の小野寺健一さん(29)と菅原名那さん(28)は「東北を勇気づける思いが詰まったステージ内容で、函館の皆さんありがとうと心から伝えたい」と話していた。

 ツリー点灯は午後4時半〜午前零時(金・土曜と22〜25日は翌午前2時まで)。25日までの期間中、午後6時に花火を打ち上げるほか、会場にはスープバーが並ぶ。

提供 - 函館新聞社


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