旧相馬邸が冬期休業…来年3月まで

update 2011/12/2 10:47


 函館市元町33の伝統的建造物「旧相馬邸」が1日から、長期的な保存や維持・管理を目的に冬期休館に入った。来年3月末まで建物を補修し、来春の再館に備える。

 同邸は明治時代に北海道屈指の豪商として知られた相馬哲平の私邸で、1908(明治41)年の建造。エステート企画(東出伸司社長)が劣化していた建物を改修するなどして昨年6月に一般公開を始めた。明治の名残を伝える和室や洋室のほか、「江差屏風」(複製)といった貴重な資料なども展示し、多い月には観光客を中心に3000人が来館している。

 今回は今年1〜3月に休館していた昨年度に次ぐ工事二期目で、市の補助を受けながら、トタン屋根のふき替えや建物の外壁を中心に補修する。ほとんどの和室や洋室は暖房を入れると建材が傷む可能性があり、冬場はつけないことにしている。

 東出社長は「観光客の多くは興味深そうに屋敷を見学してくれる。長く保存していくためにも一定期間の休館はやむを得ない」と話し「今後も和洋折衷の館を生かした音楽会などを開きつつ、魅力発信に努めたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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