コープさっぽろ 石川中央に新店舗開設へ
update 2011/12/1 10:42
区画整理事業が進められている函館市の石川中央地区に、道内スーパー大手のコープさっぽろ(札幌)が2012年11月に進出する計画だ。同地区は出店できる店舗面積が1500平方メートルまでに制限される地域。だが建設基準法で定める「ただし書き制度」の適用を市が認めた場合、店舗面積の緩和が可能。予定の売り場面積は約2000平方メートルで、コープさっぽろの大見英明理事長は「申請は認められる見通し」とする。
30日に函館市内のホテルで開催したコープさっぽろ函館地区生協会で、大見理事長が計画を報告した。
着工は来秋で、その後市に申請するという。新タイプの店舗として札幌市内などで展開する、木造建築の省エネ型店の道南1店舗目となる。高機密で空調効率を高めるほか、屋上に太陽光発電設備を設置する。
また七飯町大沼で12月上旬にもバイオガスプラント建設に着手し、ここで生産したガスを燃料に使用して二酸化炭素削減を図る。建設地は七飯町大沼のJR大沼公園駅に隣接するJR北海道の敷地。大沼周辺の酪農家から集めた家畜のふんに、周辺店舗が排出した食品残さを混ぜ、他施設で生成するバイオディーゼル燃料副産物のグリセリンを投入して発生効率を高める。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けた事業で、酪農学園大学(江別)の協力を得る。
新店舗について大見理事長は、ほぼすべてを再生燃料で賄えるまったく新しいタイプの店舗であることを強調。「まさにエネルギーの地産地消」と話している。
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