イカ食べて学んで 親子で調理や解剖

update 2011/11/28 10:17


函館湯川小学校で27日、函館の魚「イカ」について学習するイベントが開かれた。児童と保護者約100人が参加し、和気あいあいとイカ飯作りなどを行った。

 同校のPTAが主催し、みなとまちづくり女性ネットワーク函館(折谷久美子代表)が指導を担当した。前半はイカ飯作りに挑戦し、味がしみ込むようにつまようじで穴をあけたり、もち米を詰める作業を行った。「ヌルヌルして入れにくい」と慣れない作業に悪戦苦闘しながらも、親子で力を合わせて米を詰めた。

 炊きあがりを待つ間は、北大水産学部の学生による「イカ講座」が開かれた。スクリーンを使いながら「イカとタコの違いは」「泳ぎ方や足の使い方は」とクイズ形式で進められ、子どもたちの興味を引き付けた。

 解剖では、足や目、墨袋などを学生の指導を受けながら観察した。子どもたちはハサミを使いながら「大きい目。足長いね」と興味津々の様子。その後は出来上がったイカ飯をみんなで試食した。

 参加した3年生の木村琴音さん(8)は「墨袋やイカの色が変わるところが楽しかった。初めて触ったけど、ぷにゅぷにゅしていた」と笑顔で話していた。

提供 - 函館新聞社


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