カズノコ出荷作業ピーク
update 2011/11/25 10:01
正月料理に欠かせないカズノコの出荷作業が、函館市内の水産加工場でピークを迎えている。古川町113の山鼻水産(山鼻達郎社長)では従業員20人が手を休めることなく、仕分けや箱詰め作業に追われている。
山鼻水産は、アラスカ産のニシンを早々に仕入れ、年末に向けて準備。血抜きや熟成、塩水につけるなどし、今年も見事な黄金色のカズノコが仕上がった。
手づくりのため生産量は限られ、一日500キログラム、1000パック。価格は例年並みで、2000円から。1万円前後の高級品もある。
主に東京や名古屋、大阪のデパート、スーパーに並ぶ。カズノコづくりは東北で少なく、東日本大震災による直接的な影響はないが、「被災地は今が苦しいときで何ができるわけではないが、その思いに寄り添って各自の仕事を一生懸命している。東北の人にも食べてもらいたい」と山鼻社長(56)。
同社は、12月17、18の両日午前10時から工場前で、正月商品の特売を開く。カズノコやタラコなどを半値で販売する。直売は5年ぶりで、「いつもみんなに支えられている分、利益度外視で頑張ります」としている。売り切れ次第終了、両日午後3時まで。雨天決行。
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